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  1. 設備業界のCOP

設備業界のCOP

やっとやっと、カーボンさんが言いたかったであろうCOPの話。

地域カーボン・カウンセラー養成講座では前回書いた、COP10やCOP16がメインだったと思いますが設備業界にもCOPがあります。

何かというと、エアコン等のエネルギー消費効率をチェックするための成績係数だそうでして…

正直なんのこっちゃですよ~ヽ(TдT)ノオテアゲ~

実はプチ広報、学生時代ずっと建築を学んでいたのですが、設計やデザインが中心だったので環境工学や構造とはあまり仲良くないのです~(TωT)

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さてさて仲良くないけど調べてご説明。

設備業界でのCOPは Coefficient Of Performanceの略なんだそうで。
略語ばっかり(・ω・)

COP = 空調能力[kw] / 消費電力[kw]

で表わされます。

これはエアコンが使ったエネルギーの何倍仕事ができるか、というものなので、COPの数字は大きければ大きいほど仕事のできるすごいやつ!ということなんですね。

COP=6だとすると、使った電力の6倍の仕事ができる・・・COP=1に比べて電気料金は1/6になる、という訳で、それだけ省エネになるという指標なんですね。
第6回締約国会議ではないのです。

しか~し!

このCOPには弱点が2つありまして

1つ目はCOPの値をだすには、冷房と暖房は別々に計算しなければならず、その値の幅が大きいことです。

エアコンでは冷房と暖房での消費電力量に差があるので電気屋さんの表示でも冷房時 / 暖房時で分けて書いてありますね。

一般的に冷房時よりも暖房時の効率が悪いので、冷房時と暖房時で1~2くらいの差が出てしまいます。
これは2つの値の平均値をだすなどで対応している所もあったそう

そして2つめ、こちらの方が大きな理由なのですが、COPは一定の温度環境下における効率を示す数値でしかない、ということ。

岐阜なんかは夏はニュースになるくらい暑いのに、冬は雪だって降っちゃいます。
割に合わない(TωT)

実際にエアコンを使った時の冷房・暖房の能力や消費電力は、その時の室温・外気温に大きく左右されるので、常にCOP値と同じ効率が得られるわけではないのです。
0℃から20℃に室温を上げるのと、5℃から20℃に室温を上げるのでは使用する電力量も違いますよね?

車でもカタログに書かれている燃費は理論値で、実際はもっと低くなりますし。
プチ広報の車のカタログ値は18㎞/ℓですが実際は12㎞/ℓいけばいいほうです(TωT)

じゃあ何を信じればいいの?

ってことで、やっぱり頭のいい方たちはお考えになるんですね。

新たにご登場したのがAPFという係数なのですが…
また略語

COPの話だけじゃ終わらなくなってしまった…((((;゚Д゚))))

また明日~(TωT)