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  1. COPとAPFの違い

COPとAPFの違い

昨日までのダイジェスト
地域カーボン・カウンセラー養成講座でCOP10の話題が出たため、設備業界にも別のCOPがあるよ、とネタを提供してくれたカーボンさん。
それは樹海への入り口だった…。
設備業界でのCOPはエアコンの成績係数なんだけど、基準の条件がイマイチだったために、APFに取って代わられた!
じゃあCOPとAPFの条件の違いってなんだ!?
もっといっぱい書いた気がするけど要するにそういうハナシだったのです(・ω・)b

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それでは今日はCOPとAPFの条件は何が違うのか…という部分。

どちらも数字が大きいほど省エネであるというのは同じなのですけどね。

COPの条件
冷房:外気温度35℃での性能
暖房:外気温度7℃での性能

APFの条件
場所:東京地区・木造・南向きの洋室
期間:暖房(10月28日~4月14日)、冷房(6月2日~9月21日)
時間: 6:00~24:00の18時間において外気温度が16℃以下の時に暖房が必要、24℃以上の時に冷房が必要と規定
※東京を基準に他地域用に係数が用意されているのでそれを掛けると、自分の住んでいる場所でのおおよその性能が得られます。
参考:省エネ家電de温暖化防止

という条件。

比べるというか項目がまったく違いますね(^_^;)

ただこの条件を見たプチ広報の感想は (。-`ω-)ンー

まずCOP

冷房が35℃での性能というのは、岐阜は日本でも有数の暑い地域なので冷房期間を平均するとこれくらいかなぁ…とも言えるのですが、暖房の外気温度7℃ってのはちょっと。。。

冬場は7℃あるとちょっと暖かいなぁみたいな、春を感じ始める気温だと思うのですが。
プチ広報は北陸出身なので寒さに強い部分もあります。

12月~2月は0℃前後が多いですよね。

ということで、暖房時のCOPはもっと低く見積もった方が良さそう。

条件からも分かる通り、本当にその温度のみでの性能だということが分かりますね。

次にAPF

実際の利用期間としては冷房はもっと長い感じがしますね。
プチ広報調べ(・ω・)b

あと暖房は外が16℃程度じゃつけないんじゃないかな?
まぁ東京基準だしね。

というちょっとした疑問はありますが、COPより実態には合っていそうかな。
一年間での利用条件、利用時間を考慮している。

ただ、ここで疑問…

冬場の暖房にエアコンを使っている人がどれくらいいるのだろう?

冷房も暖房もエアコンを使うわよ (`・ω・´)シャキーン
プチ広報はそうです。暖房器具がエアコンしかないです。

って方には目安となる数値ですが、冷房にしか使わないお宅、多いのではないでしょうか?

そうするとAPFの値は極端に低く見積もった数字になります。
一般的に冷房能力は過小評価、暖房能力は過大評価されているようですので余計ですね。

まぁ、こういった評価数値に完璧なんてありません。

もっと言いだせば、部屋に家具をどれだけ置いているのか、何人で生活しているのか、カーテンの厚さは、風が通りやすいか、エアコンの取り付け位置なんかも関係します。

さらに、高気密高断熱住宅と、昔ながらの断熱材の入っていないお宅では全く違いますね。

こういった数字の意味をちょっとでも理解して、取り付けたい場所に合ったものを選べると、このCOPとAPFも本望だと思います(・ω・)b

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長くなりついでに、明日はプチ広報的、大雑把なエアコンの選び方を~(o´ω`o)ぅふふ