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  1. 窓の断熱改修の効果【住宅エコポイント】

窓の断熱改修の効果【住宅エコポイント】

以前の記事、住宅版エコポイント延長&範囲拡大! でチラリと書いた窓の断熱改修について。

ちなみに前回のおさらい…
住宅エコポイントは①窓の断熱改修②外壁、屋根・天井又は床の断熱改修がメインで、この①か②のリフォームに合わせて節水型トイレ、高断熱浴槽、太陽熱利用システム、バリアフリー改修を行えば、さらにポイントが加算されるのです。
節水型トイレに替えただけではエコポイントは発生しないのですね~(^_^;)

ということで、そんな窓断熱、どんな効果があるのか、トステムさんのホームページに出ていたのでちょっと見てみました♪

窓のエコリフォーム【トステム】

これによると、平成4年省エネ基準で建てた住宅モデルにおいて

夏の冷房時に窓からの熱の流入割合は壁13%に対して窓からは71%

冬の暖房時の熱の流出割合は外壁19%に対して窓からは48%

つまり、窓からの熱の流入出が突出して多いんですね。
確かに冬場の窓際は寒いですもんね(´Д`)

そして外と中の温度差が大きいために結露が起きてしまうのです((((;゚Д゚))))

で、エコリフォームでの窓改修の方法は3種類。

内窓の設置
今ある窓の内側にもう一枚つけちゃえ!

外窓交換
窓ごと取り替えちゃえ!

ガラス交換
ガラスだけ複層ガラスに交換!?

1番簡単なのは内窓の設置だけど、ちょっと部屋が狭く感じちゃうかもしれないですね(^_^;)

ただ、物理的に窓が2枚になるので断熱効果、結露軽減だけでなく防音効果が得られるというのも納得です♪

外窓の交換はそのまま、お取替。

プチ広報的に謎だったのはガラス交換なんですけど、よくよく見てみるとちゃんと専用のアタッチメントがあって簡単に取替られるようです。
窓枠自体が新しいのであればこれでも良さそうですね~(゚◇゚ )♪

窓改修のエコポイントは窓の大きさによって決められていて、内窓設置・外窓交換の目安としては

大(2.8㎡以上)…掃き出し窓
中(1.6㎡以上2.8㎡未満)…普通の腰高窓
小(0.2㎡以上1.6㎡未満)…トイレや浴室の小窓

てな感じです。

エコポイントだけでいうと、窓1枚を取替えるだけで、その他の部分のポイントも加算されるようになるので、例えば、

トイレの窓に内窓をつける(7,000ポイント)
節水型トイレに替える(20,000ポイント)
トイレに手すりをつける(5,000ポイント)

という組み合わせでも、32,000ポイントもらえるんです。

ただ、せっかく窓を取り替えるなら冷暖房をしていて、人が長く居る空間がおススメです♪

先週書いていたエアコンの話で、APFやCOPの値が大きい物を!という事でしたが、窓の断熱(もちろん外壁も!)が高ければ、より省エネが期待できます。

トステムさんの省エネシミュレーションでは自分の住んでいる地域での大まかな削減量を試算できますが、建物の条件が上で書いた熱の流入出量のものと違って昭和55年基準のものに取り付けた場合での試算ですけどね。
COPは3.0のエアコンを使用とのこと。

なのでもっと新しい家で、もっとCOPの高いエアコンを使っていると変わってきそうですが、
→プチクレーム

岐阜の戸建てでは年間で11,310円から13,920円ほど節約になるそうです。

金額もそうですが、CO2削減にもなるので環境のことを考えるととっても良さそうですね。

さて、住宅エコポイントでは必須となる窓改修についてみてきましたが、次は節水型トイレか高断熱浴槽についてみていきたいと思います♪