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  1. 50Hzと60Hzの壁

50Hzと60Hzの壁

地震が起こる前に、住宅エコポイントの話の中の、節水トイレや高断熱浴槽について書きます、と予告していたのですが、そういう気分にもなれないので、ちょっと別の話題…。

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地震以来、様々な報道、情報が飛び交い、少し混乱気味ですね。

色々なチェーンメールもきます。

プチ広報のところにも週末、「関西電力、中部電力から送電するので節電を!」という内容のものがきました。

ただ、その割には報道や、中電からの呼びかけが無いな、と少し疑問に思い調べてみました。

まずは中部電力のホームページより…

中部電力|地域と周波数

日本で初めて発電が始まった明治29年、東京電灯(東京電力の前身)はドイツのAEG社から50Hzの発電機を購入。

その翌年、大阪電灯(関西電力の前身)はアメリカのGE社から60Hzの発電機を購入。

これ以来100年以上、新潟県の糸魚川から静岡県の富士川を結ぶラインを境として50Hzと60Hzの地域に分かれてしまっているそうです。

その後も周波数を統一する動きは何度かあったようですが、そうするとどちらかの地方の電気製品は使えなくなってしまいます。
地デジ化も大変ですが、テレビはなくても大丈夫。冷蔵庫や洗濯機はちょっと困りますね。

最近の家電はほとんどが共用になっているようですが、簡単に統一できるのならもうやっているでしょう。
手近にあったダイキン空気清浄機のカタログを見てみたらやはり共用になっていました。

ということで輪番停電を行っている関東、東北については50Hz、岐阜を含めた西日本は60Hzと周波数が違うために、こちらから関東へ送れる電力は限られているようです。

そして送れるだけ既に送っているようです。

ちなみに東海道新幹線は線路の途中に境界線がありますが、東京まで全線、60Hzの電気を使用しているそうです。
なので通常運行しているのでしょう。
在来線は違うので影響が出ていますね。

じゃあ節電は意味が無いのか?

というと、そういう訳ではないと思います。

そうじゃなかったら省エネとかいりませんしね。

自分たちができることをコツコツとやっていくしかないのかなぁ、と思っています。

遠く離れて、直接的に何も出来ないことに歯がゆさを感じますが、

まだ救出されていない被災者の方々及び救助に当たる皆様のご無事と共に、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。